君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
私、みんなには『女だから、秘書だから』って一線を引かれてると思ってた。
だけど違う。
一線を引いていたのは営業部のみんなじゃない。
私のほうだ―…。
『秘書だから』って言葉を付けて、知らない間にみんなと距離を取ってしまっていたのは私なんだ…。
何これ。私、すっごい恥ずかしいじゃない。
「東野さん!」
先に行ってしまった東野さんの後を慌てて追い掛ける。
恥ずかしい。
本当に恥ずかしい。
だけど私、この気持ちだけはちゃんと東野さんに伝えておきたい。
「なんだ。早く副社長室に行くぞ」
一度足を止めたものの、また歩き出そうとする東野さん。
「まっ、待って下さい!これだけ聞いて下さい!」
そんな東野さんの前に回り込み、動きを制止する、
「東野さんの言う通りです!確かに以前程、今の私は仕事に対しての姿勢が違って見えてたかもしれません!」
最初はただ苦痛なだけだった。
「でもこれだけは聞いて欲しいんです。私は以前から東野さんの仕事に対する姿勢に尊敬してたっていうか…」
あっ、憧れていたっていうか…。
「そっ尊敬してました!…そんな東野さんと一緒に仕事をすることが、私の目標だったんです」
「えっ…」
だけど違う。
一線を引いていたのは営業部のみんなじゃない。
私のほうだ―…。
『秘書だから』って言葉を付けて、知らない間にみんなと距離を取ってしまっていたのは私なんだ…。
何これ。私、すっごい恥ずかしいじゃない。
「東野さん!」
先に行ってしまった東野さんの後を慌てて追い掛ける。
恥ずかしい。
本当に恥ずかしい。
だけど私、この気持ちだけはちゃんと東野さんに伝えておきたい。
「なんだ。早く副社長室に行くぞ」
一度足を止めたものの、また歩き出そうとする東野さん。
「まっ、待って下さい!これだけ聞いて下さい!」
そんな東野さんの前に回り込み、動きを制止する、
「東野さんの言う通りです!確かに以前程、今の私は仕事に対しての姿勢が違って見えてたかもしれません!」
最初はただ苦痛なだけだった。
「でもこれだけは聞いて欲しいんです。私は以前から東野さんの仕事に対する姿勢に尊敬してたっていうか…」
あっ、憧れていたっていうか…。
「そっ尊敬してました!…そんな東野さんと一緒に仕事をすることが、私の目標だったんです」
「えっ…」