君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「どんな仕事も完璧にこなしてしまうって聞いてました。だから私も頑張らないとって。いつかそんな東野さんに認めてもらいたいって思ってたんです」
だから本当に嬉しかった。
一緒に仕事が出来るって現実が。
「ただ嬉しくって舞い上がってました。それに秘書だからって自分から一線を引いてしまっていて…」
「…………」
「一緒に仕事をするって目標が叶ったからって、自分のスキルアップを怠っていました。私…最初は営業部の皆さんが嫌いでした。でも今は、皆さんの仕事に対する姿勢に尊敬しています。…出来るなら私、これからもそんな皆さんの中で一緒に仕事がしたいです…」
最後の方は段々と声が小さくなってしまってた。
言ってしまった…。
ぶっちゃけ軽く告白したようなもの。
『尊敬してた』とか、『一緒に仕事をするのが目標だった』とか!
でも、もしかしたら今から解雇を言い渡されるかもしれないんだもの。
どう思われようと、伝えないで後悔したくなかった。
「…櫻田の気持ちは分かった。行くぞ」
「はっ、はい!」
また副社長室へと歩き出した東野さんの後を、慌てて追い掛ける。
だから本当に嬉しかった。
一緒に仕事が出来るって現実が。
「ただ嬉しくって舞い上がってました。それに秘書だからって自分から一線を引いてしまっていて…」
「…………」
「一緒に仕事をするって目標が叶ったからって、自分のスキルアップを怠っていました。私…最初は営業部の皆さんが嫌いでした。でも今は、皆さんの仕事に対する姿勢に尊敬しています。…出来るなら私、これからもそんな皆さんの中で一緒に仕事がしたいです…」
最後の方は段々と声が小さくなってしまってた。
言ってしまった…。
ぶっちゃけ軽く告白したようなもの。
『尊敬してた』とか、『一緒に仕事をするのが目標だった』とか!
でも、もしかしたら今から解雇を言い渡されるかもしれないんだもの。
どう思われようと、伝えないで後悔したくなかった。
「…櫻田の気持ちは分かった。行くぞ」
「はっ、はい!」
また副社長室へと歩き出した東野さんの後を、慌てて追い掛ける。