君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
そんな笑顔、反則だよ。
…これ以上、何も言えなくなっちゃったじゃない。
ーーーーーーーー
ーーーー
「バーカ!本当にバカ菜々子!なんでそこでちゃんと聞かねぇんだよ!なんで私を秘書に指名しやがったんだって!」
「だって~…聞けなかったんだもん。仕方ないじゃない」
「だってじゃねぇよ!ったく!どんだけ進展したかと思えば、蟻の一歩くらいじゃねぇか」
そう言いながら日本酒を一気に飲む桜子。
「桜子、お前いつも言うけど飲み過ぎ。女なんだから加減して飲めよ。そのうち体を壊すぞ」
「うっせぇ翔太!」
あ~あ…また始まった。
あの日から三日後の土曜日の今日。
久しぶりに3人で飲んでます。…飲んでるのはいいんだけど、相変わらずな桜子様。
「でもよ、その副社長の話が嘘じゃねぇんなら菜々子にも希望があるんじゃねぇの?」
「そうだよ。指名なんだろ?それに聞いてると、なんだか少しずついい雰囲気になってんじゃねーの?」
「う~ん…」
確かに。確かにさ、桜子と翔ちゃんの言うように以前に比べたら色々と進歩したと思うんだ。
「なんだよ、その曖昧な返事はよ」
…これ以上、何も言えなくなっちゃったじゃない。
ーーーーーーーー
ーーーー
「バーカ!本当にバカ菜々子!なんでそこでちゃんと聞かねぇんだよ!なんで私を秘書に指名しやがったんだって!」
「だって~…聞けなかったんだもん。仕方ないじゃない」
「だってじゃねぇよ!ったく!どんだけ進展したかと思えば、蟻の一歩くらいじゃねぇか」
そう言いながら日本酒を一気に飲む桜子。
「桜子、お前いつも言うけど飲み過ぎ。女なんだから加減して飲めよ。そのうち体を壊すぞ」
「うっせぇ翔太!」
あ~あ…また始まった。
あの日から三日後の土曜日の今日。
久しぶりに3人で飲んでます。…飲んでるのはいいんだけど、相変わらずな桜子様。
「でもよ、その副社長の話が嘘じゃねぇんなら菜々子にも希望があるんじゃねぇの?」
「そうだよ。指名なんだろ?それに聞いてると、なんだか少しずついい雰囲気になってんじゃねーの?」
「う~ん…」
確かに。確かにさ、桜子と翔ちゃんの言うように以前に比べたら色々と進歩したと思うんだ。
「なんだよ、その曖昧な返事はよ」