君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
桜子が話に入ると、ややこしくなると思ったのか、翔ちゃんは冷蔵庫から新たにワインを持ち出し、桜子に渡した。
「やっりぃ!翔太太っ腹!」
「はいはい。…まぁ、とにかくだ菜々子!お前はさ、これからどうしたいんだ?」
「えっ…?どうしたいって…」
「いい機会なんじゃないのか?ちゃんと考えろ。俺も東野さんの考えに賛成だな。部下には頑張ってほしいって思うしな。…部署移動って手もある。今、菜々子は何がやりたいのかちゃんと考えろ」
「そんな…考えろって言われても…」
私の気持ちは変わらないよ。
「私はやっぱり東野さんの秘書を続けたいよ。…確かに営業の仕事にも興味があるよ?だけどさ、私の本業は秘書なの。途中で投げ出すなんて嫌だし、まだちゃんと東野さんの秘書として何一つ仕事もしていない。だから頑張りたい…」
あんなに夢だったんだもの。
東野さんと一緒に仕事をすることが。
「うん…じゃあ頑張れよ。何を迷ってたか分からないけど、それでこそ菜々子じゃん」
「えっ…?」
「秘書として頑張りたいなら、自分にしか出来ないことを見つけて頑張れ。そうすればきっといつか東野さんも認めてくれるよ」
「やっりぃ!翔太太っ腹!」
「はいはい。…まぁ、とにかくだ菜々子!お前はさ、これからどうしたいんだ?」
「えっ…?どうしたいって…」
「いい機会なんじゃないのか?ちゃんと考えろ。俺も東野さんの考えに賛成だな。部下には頑張ってほしいって思うしな。…部署移動って手もある。今、菜々子は何がやりたいのかちゃんと考えろ」
「そんな…考えろって言われても…」
私の気持ちは変わらないよ。
「私はやっぱり東野さんの秘書を続けたいよ。…確かに営業の仕事にも興味があるよ?だけどさ、私の本業は秘書なの。途中で投げ出すなんて嫌だし、まだちゃんと東野さんの秘書として何一つ仕事もしていない。だから頑張りたい…」
あんなに夢だったんだもの。
東野さんと一緒に仕事をすることが。
「うん…じゃあ頑張れよ。何を迷ってたか分からないけど、それでこそ菜々子じゃん」
「えっ…?」
「秘書として頑張りたいなら、自分にしか出来ないことを見つけて頑張れ。そうすればきっといつか東野さんも認めてくれるよ」