2LDKの元!?カレ
できるなら今からでもいい、ベッドの上でしたい。
けれど、そんな思いとは裏腹に、私の体は素直に彼を受け入れて、やがて絶頂を迎えてしまった。
立っているのもやっとの私の手を引いて、西野くんはバスルームへと向かう。
中途半端に肌蹴た私の服を丁寧に脱がせてから、自の服を脱いだ。
「一緒に入るの?」
「もちろん」
「まって、シャワーくらい一人で浴びたい」
そう訴えてみても、聞き入れてはもらえない。
「オレが洗ってあげますから、おとなしくしていてください」
「恥ずかしいからいやだってば、ねえ」
「今更何言ってるんですか。本当に嫌なら、ちゃんと抵抗してくださいね」
意地悪な笑みを浮かべると西野くんは、自分の唇で私の口を塞ぐ。
やがて唇を離すと私の体を抱き上げて浴室に入った。
「うそ、放してっ」
「ああほら。暴れると、落ちちゃいますよ」
西野くんはそういいながら片手を伸ばして器用にシャワーのコックを捻る。
そこから勢いよく流れだすお湯は、私の羞恥心を全て洗い流してくれた。
シャワーを浴び終えると西野くんは、私の体を丁寧にふいてくれて今度はベッドまで運ぶ。
それから何度も愛おしむようにして、私を抱いた。
だからせっかく持ってきた仕事道具は結局カバンから出すこともなく、そのまま朝を迎えてしまったのだった。