イジワル上司のヒミツ
どうしちゃったんだろ、私…

これじゃあまるで…他の子たちにヤキモチ妬いてるみたいだ。




「美玲?」

「………へ?」


ボケっとしていると、隣にいるの紗耶香に肩を叩かれた。




「なに?」


私は無理やり笑顔をつくった。




「そういえば…剛志くんとどうなったの?」




心配そうな顔をする紗耶香。

梓も私の方を、ゆっくりと向いて見つめた。




紗耶香と梓は、剛志のことを知っている。

というか、知っているもなにも…

剛志と知り合った合コンに、梓と紗耶香もいたからだ。


だから当然、私と剛志が付き合っていたことも知っているし…

うまくいっていないことも、私は頻繁に2人に報告していた。
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