イジワル上司のヒミツ
好きでも、好きじゃなくても…もういい。


私が「別れたい」って言ったら、何も追求せずに「わかった」って言うような男だもん…

どうでもいいよね。




「でも、マジむかつくね」

「ホント。女のことバカにしてるでしょ?ちょっと顔がいいからってさ!」


梓と紗耶香はまだ怒っている。



私のために怒ってくれるのは有り難いけど、私としては…もうこの話題は変えたいところ(汗)





「お酒がなーい!」




すると、遠くの方で部長の声がした。

部長は少し酔っぱらいながら、頭を抱えている。




「酒が切れたよ〜ん。買い出しに行ってくれる人ー?」


酔っぱらいながら、部長はみんなに声をかけた。




「お前が行けよ」

「そうだそうだ。ハゲ親父」


梓と紗耶香が、ボソッとそう言った。




「私行きます」


私は、手を挙げた。




「え?美玲マジ?」


梓と紗耶香は、驚いている。
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