イジワル上司のヒミツ
“まだマシ”

その言葉も嬉しい。




湊さんといるこの空間が…

すっごく心地良い…




「このままどっか行く?」

「え!?それはさすがにマズイですよっ」


2人で消えたら、あとでどんな噂がたつか……(汗)




「…真面目だなぁ」


ため息をつく湊さん。



どうせ、真面目ですよ(汗)

私は眉をしかめて、窓の外を眺めた。




「日差しが強くなってきましたね…」

「・・・・」


ん?

無視?




「きょ、今日って本当に暑い…私夏って苦手な………!」


隣にいる湊さんを見ると…

湊さんは、私をじっと見つめている。





「な、なんですか…?」

「・・・・」


私がそう聞いても、湊さんは何も言わない。


車内は静まり返り、湊さんの持っているタバコの煙だけが、ゆっくりと漂っている。



私の心臓は、MAXにドキドキいっている・・・

こんなにドキドキしたのは、何年ぶりだろう…
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