イジワル上司のヒミツ
笑顔を見せるマコトさんだが、額には汗をびっしょりとかいていた。


そんなマコトさんを、私は心からすごいと思った…




♪♪♪~


携帯の着信音。

湊さんの携帯みたいだ。



「はい…うん、ああ……」


湊さんは、タバコを吸いながら電話に出る。

そして数秒程で、電話を切った。





「…買い出しチームがそろそろ帰ってくる」




“チーム"って…

なんかもう、スタッフというより組織だね(汗)




「わかった!とりあえず、ここに来てもらおう」

「そうだな。その前に、俺は便所行ってくる」

「…大丈夫?バレない?」

「バカ(汗)メイクしたばっかだろ…」

「そうだけど…なんか心配で」


ハハと笑うマコトさん。



湊さんはタバコをくわえながら、外に出ていった。

車の中から少し様子を見ていたが、特に騒がれている様子はなかった。




「…大丈夫みたいですね」
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