イジワル上司のヒミツ
ブォーン…



車はゆったりと走ってる。

車内では、会話はない。


レストランでも、そんなになかったし…

なんか今日は…私たちおかしい。





ブォン

ブブ………



私のアパートに着くと、車は静かに止まる。





「・・・・・」


湊さんは何も言わずに、タバコに火をつけた。





どうしよう…


何か話しかけた方がいいのかな…


それとも、車から降りて、もう帰った方がいいのかな…




「・・・・・」


そわそわしながら、異様に爪を何度もいじる。


自分の癖が、いつもよりも出てしまう…
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