幽霊女に恋をした。
龍さんは本当に嫌そうな顔をしながら
走り始められるように構えた。
そして、女の子からバトンを貰うと
走り出した。
龍さんは一瞬で一周回って帰ってきて
しまう。
すごい、足が速いんだなぁ....
なんて、感心してしまう。
ついさっきまで、暑いとか言って
伸びてた人だとは思えない。
次の人に難なくバトンを渡すと
龍さんはまた、あちぃとか
いいながら、膝に手をつく。
暑さぐらい、我慢できなくもない
だろうに...
私はそう思ってしまった。