幽霊女に恋をした。
気持ちの移り変わり
龍side
次の日俺は、はるを連れて学校に
来ていた。
「返事はできねぇからな」
と、はるに言うと…
「はいっ!わかってます!!」
はるは、瞳を輝かせながら
俺を見上げ
わかっているかわかっていないか
わからないような声色で言った。
「ホントにわかってんのかよ…」
「龍!」
振り返ると、俺の親友
有岡柊羽(アリオカシュウ)がいた。
「龍さん、あの人誰ですか?」
…わかってねぇじゃん……
「柊羽、おはよ」
「おう」
俺たちは、2人で並んで歩き出した。