幽霊女に恋をした。
気持ちの移り変わり

龍side



次の日俺は、はるを連れて学校に


来ていた。




「返事はできねぇからな」


と、はるに言うと…



「はいっ!わかってます!!」




はるは、瞳を輝かせながら


俺を見上げ


わかっているかわかっていないか


わからないような声色で言った。




「ホントにわかってんのかよ…」





「龍!」


振り返ると、俺の親友


有岡柊羽(アリオカシュウ)がいた。



「龍さん、あの人誰ですか?」



…わかってねぇじゃん……




「柊羽、おはよ」


「おう」




俺たちは、2人で並んで歩き出した。




< 16 / 357 >

この作品をシェア

pagetop