幽霊女に恋をした。



次の日の朝、晴は不気味なほど静かだった。


「晴...?どうかしたのか?」


「...」


「...おいっ!」



「わっ!は、はいっ!」


俺の声に驚いて顔を上げる晴。



こりゃ、なんかあったな。



晴が上の空な時は、絶対になにかあった


後だ。




こんなにわかりやすい奴も、そうはいない


だろう。



「で、何があったんだよ?」


そう、ため息をつきながら聞くと、




「何もありませんよっ」


と、即答で否定する晴。




...またかよ...



こないだ、悩み事があったら絶対に


俺に言えって、念を押したばかりなんだけど?




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