幽霊女に恋をした。
晴の挙動不審のところを気にして
いるからか、それよりももっと
なにか深い意味があるのかは
俺にはわからなかった。
やっと6時限目の終わりのチャイムが
なって、今日の授業がすべて終わった。
…とっとと家に帰りたい。
昨日、色々考え事をしていたせいで
眠すぎる。
柊羽のほうを見ると、晴とおしゃべりを
はじめていた。
柊羽の瞳は楽しそうに輝いていて…
…柊羽って、あんなに楽しそうに話す
んだな…
と、俺は一人感心した。
でも…まさか、柊羽…?