幽霊女に恋をした。
ここまで来て、諦めるわけにも
いかない。
龍さんのために。
私は、大きな扉に飛び込んだ。
「…わぁ……」
扉の中は、想像通り、とても豪華な部屋。
その中央に、大きな椅子があって
そこに、一人の男の人が座っていた。
そのそばに、女の人が一人立っている。
あの人、もしかして…
「社長、今日はこ「社長って、龍さんの義父様だ!!」
女の人が社長といった瞬間
顔から笑顔がこぼれる。
良かった…見つかって……
よし…あとは、ひたすら待つ。