幽霊女に恋をした。


「ありがとう。明日は未維奈に案内させるから、心配しなくていいわよ」


そう言って、お母様は私に微笑む。




「未維奈ちゃんに、ですか?」


あんな小さい子に、ここまで?




「ただ、未維奈が通ってる小学校に、晴ちゃんが行ければだけど...。龍以外に、あなたのことが見える人はいないの?」



「います、二人」




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