幽霊女に恋をした。
その二人っていうのは、柊羽さんと
真堂さんのことだ。
「それなら!その二人のどちらかに、明日小学校まで案内してもらえないかしら?時間は、2時ぐらいなんだけど...」
小学校というのは終わるのが早いらしい。
でも、それだと...
「途中で、学校を抜けてこないといけないってことですよね...?」
「...そう、なっちゃうわね....」
お母様は困ったように言う。
「ダメそうかしら...」
...柊羽さんなら、いいって
言ってくれるかもしれないけど....
でも、柊羽さんが途中で学校を抜けて
こそこそと私とどこかに行ってしまったら
きっと龍さんは怪しむと思う。