幽霊女に恋をした。


龍へ

今、あなたがどうしているか


晴ちゃんから色々聞きました。




まず、謝りたい。


あなたのことを家から追い出すような形に


なってしまって、本当にごめんなさい。




こんな事を言う資格は、私にはないのかも


しれない。



でも、私はあなたのことをどうでもいいって


思ったことは一度もない。



いつも、あなたのことが気がかりです。



あなたがどれだけ私のことが嫌いでも、


憎んでも。




私はあなたを愛しています。





一番に、あなたの幸せを祈っています。


あなたが本当に好きな人と


一緒になれますように。





牧野稚里より(マキノチサト)



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