お前に拒否権はないっ!


「変態なんかじゃないわよっ!!

ってか、今あたしを呼び捨てにしたでしょーーー!!!!

家族や親戚以外の男の人に呼び捨てにされたことなかったのにー!」



あたしが騒ぐと新篠くんは自分の耳をふさぎながら




「呼び捨てくらいでギャンギャン騒いでんじゃねーよ。

俺の彼女をなんて呼んだって俺の勝手だろーが。

あんま騒ぐとキスして口塞ぐからな。」



その台詞に香織はキャーと黄色い声をあげて走り去ってしまった…


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