お前に拒否権はないっ!
新篠くんは
「はいっ、よく出来ました」
と笑顔であたしの頭を撫でてくれた
その声と頭を撫でてくれた手があまりにも優しくて不覚にも一瞬きゅーんと、ときめいてしまった自分がいた
しかし周りには聞こえないくらいの声で
「棒読みしてんじゃねーぞ、おい。俺の彼女はロボットか?」
と先程と変わらない笑顔のまま、真っ黒な台詞をささやかれた
さっきのときめき返してくれますかぁぁぁぁぁ!?
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