お前に拒否権はないっ!
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「おーい!誰だよ!!教室で陰毛落とした奴!!!!」
「ここらへんの席って…柊らへんじゃね??」
「…えっ、違っ!!!」
「ちょっと男子やめなよっ!!柊さん、ちょっとくせっ毛なだけじゃん!!!」
「ちょっとじゃねーよ(笑)
てかこれ柊のだったら、柊は頭に陰毛付いてるのと一緒じゃん(笑)」
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やめてーーー!!!!
勢いよく起きると、そこはいつもの教室で、先生がいつものように授業をしていた…。
当然、いつものように怒られる…―。
香織が口パクで
「バーカ(笑)」
ってやっているのを無視した。
でも、夢で良かったぁ…―。
あの日のことが今でも忘れられない。
また、あんなこと言われるのは冗談でも嫌だった。
だから隠さなければいけない…絶対に。