Woman




『それはそれは、優美の目に映る私は
きっと相当美化されてるのね。』


ちょっとバカにした言い方で
笑いながら返した。



「いや、本当だよー!
その体のどこを痩せなきゃいけないのか
わからないもん!」



『え?!デブぃから殆どだよ!

顔まわりと腕と足とお腹。』



「は?!どこが?
あんた拒食症って言われるよ!」


『ははっ!言い過ぎ言い過ぎ。
そんなに痩せてないし。』



そんな話をしながら
2人とも準備が終わったので
冷凍庫のアイスを食べる。


『んー、美味しい!
やっぱりアイスは白クマに限る!』


「は?ガリガリ君でしょ!」


『まぁ、どっちも美味しいって事で!』


長くなりそうだったから
話を終わらせ、もくもくと
冷たいアイスを楽しむ私。


「最初から競争心ゼロだもん!
つまんなーい」






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