Woman
涼さんは笑って
「今日も特別な日なのよ」
と意味ありげに言った。
私は首を傾げる一方だった。
感だけど、何故か優美は
理由を知っている気がした。
私だけ、何も知らないような雰囲気だった。
店に着き、私達は個室へと案内された。
暗めにライトダウンされた
落ち着いた雰囲気で
席も全席ソファだった。
店の真ん中には
青やピンクなど、ネオンに輝く
水槽があり
1テーブルにつき
ピンポイントにテーブル中央に
ライトが当たっている。
私達の個室は何か特別で
簡単にいえばVIPルームのようだった。
ソファもふっかふっかで
個室の中にバーカウンターがあり、
カラオケもあった。
テーブルも高級感のある模様が入っている。
高そう…ひたすらそう思った。
周りをキョロキョロ眺めていると
扉を開けて店員さんが入ってきた。