Woman




「いらっしゃいませ、コース料理はもう
お持ちしてもよろしいでしょうか?」



長いエプロンにベスト、カッターシャツに
蝶ネクタイといかにもバーって感じの
制服のお兄さん。



「はーい。」


淡白な返事で返す涼さん。

何故かとゆうと、来て早々デンモクをまじまじと見ている。


それに、気づいたお兄さんは涼さんに
微笑みながら

「カラオケ始められても結構ですよ?」


といい、それを聞いた瞬間、

ありがとうございます!


と涼さんは子供みたいにデンモクをいじりだした。



それをみてみんな爆笑。


「っぷ!涼さん可愛い!!」

「相変わらずですね。笑」


『ぷっ、涼さん素直。』


みんなから、色々言われ我に返った涼さんは


「うるさい!」


と言って顔真っ赤にしていた。



そんなこんなで笑い転げてると
最初の前菜がきた。


バーニャカウダだ。


これ、大好きなんだ、私。

このソースによってうまいマズイが
はっきり決まるし、
野菜も新鮮じゃないと苦いし、

本当素材!って感じでしょ?









< 32 / 101 >

この作品をシェア

pagetop