Woman




それが、悲しい誕生日の幕を開ける事になるなんて
想像もしていなかった。




私達は私の家の近くの海岸にきた。


「で、話ってなに?」


『昨日の祭りの事なんだけど…』


「あー、ミクの事?」


"ミク"…。


『うん。
祭りの後どこ行ったの?』


「んー、聞かない方がいいと思うけど
聞きたいんだったら教えてあげる。



ラブホ。」





ラブホ…


することは一つだよね…



『そ、そうなんだ。

へぇ、楽しかった?』



楽しかった?って

何聞いてるの私。


あまりにも、素直にはっきりと言われて
私もちょっと想像と違いとまどってしまう。


しかも、何でこんなに開き直った態度なの?

これって私が悪いの?


もう、わけわかんない。





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