Woman
こんなこと聞かれたって、もう平気。
私には、大好きな人たちがいるから。
『ちょうど2年前の今ぐらいのとき、この場所で。』
私は微笑み、そう素直に答えた。
「2年?!
相当その人のこと好きだったんだね。」
『うん…そうだね…
でももう、前に進むの。』
そう彼に微笑みながら伝えた。
「…。そっか。
じゃあ、俺応援するよ!
一緒に座ってていい?
座ってるだけだからさ。」
不思議…
別に不快感とかない…
『いいよ。
よかったら呑む??
一人じゃ、ぬるくなっちゃうからさ。』
「お、いただきまーす。」
― ぷしゅっ
そういって彼はまだ冷えてるビールの4っつ目を開けた。