Woman

「ありがと。

はい、200円のお釣りね。

じゃあ、気をつけて」


「『はーい。』」


そう言って、私達は店を後にした。


「ほい、ありがと。

気付かず内に会計終わってて
何事かと思った。」

笑いながら、優美は400円渡して来た。



『いいの、今日は私の連れだし。』


「なんで！私が行こって言ったし。」


『もー、いいって！
大人なんだし、400円ぐらいケチケチしないよ！』


そう言って優美に400円を突き返す。


「100円をバカにしたら100円に泣くぞ～。」


そう言って、100円玉をちらつかせる。


ー バカにしてるのはどっちだよ。


内心そう突っ込みながら

『はいはい。』


と軽く流した。


「嘘。ありがと。ご馳走様。」


そう言って優美は素直にお礼を言って来た。


いつも、優美はちゃんと素直になる。

そういうところ大好き。