Woman
『すみません、遅くなりました…。』
少し走っただけで息切れした。
夏よ、恐るべし。
「お、明奈!相変わらず
ほっそいし可愛いゎー。」
涼さんは私をジロジロ見つめながら
そう言った。
『いやいや、どこがですか。
涼さんの方が
て言うか、ここの三人みんな
クオリティ高すぎです。
ほっそいし、綺麗だし!』
「「「どうも~」」」
三人は声を合わせて言った。
私はそれに少し笑いそうになったが
堪えて、辺りを見渡した。
ー 結構人多いなぁ~。
「よし、行こうか。」
「はーい。」
「はい。」
『はい、あ、多分あっちの方に
着替えるところありましたよ。』
「ぁ、本当?
ナイス明奈。」
そう言って涼さんを先頭にし
私達は更衣室を目指した。
更衣室に着くと、
意外と混んでなくてすぐ入る事が出来た。
5つ着替えるところがあったので
4人バラバラの所へ並び、
それぞれ着替えだした。