Woman
そして、爪もスカルプをして
固まってネイルも乾いた所で
携帯を開いた。
そこには二件の受信メール
一件目は優美から。
ー 祭りは集合なしで
花火が終了したあと
集合だって!
それまで、彼といたら?(笑)
その間に私はジュエリーゲット!ー
優美らしい、陽気なメールに私は
思わず、笑ってしまった。
二件目は
『裕大さん??』
そう、裕大さんからだった。
ー 今日祭り来る?
よかったら、少しだけ
一緒に回らない?
賭け事はちょっと置いといてさ!ー
賭けをしているのを知ってる裕大さん
ー なんだろう?
話したい事あるのかな?ー
そう思いながら、私は
携帯を握り、指を進めた。
ー 花火が終わって集合だから
それまでなら大丈夫です!ー
結局私は賭け事を放置。
今回は優美に譲ろう。
涼さんたちがまじめにする訳が無い。
賭けの商品が店のものじゃないなら
分からないけど
店の物って時点で2人は、私たちに
プレゼントする気だ。
そう私は確信していた。
なぜなら、私の知っている2人は
そんな人だから。