Woman






優美にも裕大さんと回る事を
返信し、私はバスに乗った。



バス停で裕大さんと
待ち合わせしている。


うちから、神社まではバスで10〜15くらい。


神社からは横をみると海が広がって見える。



毎年そこから花火が上がる。



裕大さんのバス停につき、

周りを見渡しながらバスを降りた。




「よ!」

後ろから声をかけてきた
裕大さんの顔は


ビーチでいっしゅん見かけた
浮かない顔ではなく
いつもの眩しい、癒される笑顔だった。


仕事着ではなく、ラフにTシャツとジーパンにGUCCIのベルトで
私好みの格好だった。



『どうしたんですか?』


「え?!

どうしたって、男が女を誘ってるのに
どうしたはないでしょ。」


といって、笑出す裕大さんに
私は恥ずかしいのか、ときめいているのか
分からずに顔を赤らめた。











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