Wonderful DaysⅠ
───その数秒後、けたたましい爆音がこの場所に響き渡る。
その音に、思わず顔を顰めて耳を塞ぐ。
一体、何台のバイクがいるんだろうか……?
植え込みの隙間から、ちらりと覗き込んでみれば
「……………………」
何じゃこりゃ。
複数台だとは思っていたけど。
今、目の前にあるバイクの数は30台くらい?
人の数なんて、その倍近くはいるんじゃないだろうか……
そのヤバそうな雰囲気に、背中に嫌な汗が流れた───