Wonderful DaysⅠ


「てめぇが、ドゥカのタンデムに乗ってたのは知ってるんだよ。」


───ん?ドゥカ?ドゥカって何?タンデムって何の事を言ってるの?


聞いた事の無い単語に頭の中は?だらけ。


「えっと・・・ドゥカって何?」


わからないから聞いているのに


「しらばっくれてんなよ?」


キレ気味に怒られた。


───しらばっくれてなんかないし!


本当にわからないんだから教えてよ!!

何だか、何を言っても信じてもらえそうに無い態度に、言い返す気力もなくなってきた。


「・・・はぁ」


溜め息を吐いて、これからどうしようかと考える。

此処でこの人数を倒しても、きっと明日には他の仲間を連れて学校に乗り込んでくるに決まってる。

倒せば倒すほど敵が増えていきそうで・・・途方に暮れる。


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