Wonderful DaysⅠ
「はい!助けに来てくれて、ありがとうございました!!」
深くお辞儀をすれば、にっこり笑ってくれた葵さん。
「───行くぞ」
それを見ていた魁さんが歩き出してしまって、皆も後に続くから私も慌てて追い掛けた。
「てめぇで解決出来ねぇなら、首を突っ込むんじゃねぇよ!」
隣についた赤髪男が鋭い視線と共に浴びせてきた言葉に
「首なんて突っ込んでませんっ!!」
赤髪男を睨んでしまった。
だって、どうして私が首を突っ込んだ事になってるの!?
出来るだけ関わらないように地味な生活を送ってたよね?
た、確かに白石を回し蹴りしちゃったのは私のせいだけど、あれは白石が悪い!!