Wonderful DaysⅠ
「あ、そうだ・・・マリア」
食べ始めてすぐに声を掛けてきた修さん。
「はい?」
サラダを飲み込んで返事をすると
「悪いんだけど今日、学校の帰りに買い物をしてきてほしいんだけど」
買い物を頼まれた。
「いいですよ」
返事をすると
「じゃあ、これ地図と買い物のメモとお金ね」
とテーブルの隅に置かれる。
こくんと頷いて忘れないうちに鞄の中にしまった。
「悪いね。今日は、帰りが遅くなるから夕飯は用意して冷蔵庫に入れておくから」
「夕飯は気にしないでください。自分で適当に作って食べますから」
気を使わせないように言ったつもりだったのに・・・
「・・・え?」
顔を引き攣らせた修さんが疑問の声を出す。
声が出るまでの、その間はなんなんでしょうか・・・