Wonderful DaysⅠ


───今更だけど、私とんでもないお方と一緒にいたのでは・・・?


でも、これで昨日の視線の意味がわかった。

やっぱり、あの視線は気のせいじゃなかったんだ。


ってか、暴走族ってそんなに有名なのっ?

暴走族に関して全くの無知な私。

平穏に暮らしていきたいと言う私の願望は、この後脆くも崩れ去って行くのであった───



───放課後


今日も只管トイレ掃除に励む私の姿があった。

あれから大好物の塩サバ定食にも箸が進まず、殆どを残してしまった私。


「ぎゅるるる~」


今頃、モーレツにお腹が空いてきた・・・

下駄箱で靴に履き替えて外に出れば、今にも雨が降り出しそうで。

早く帰ろうと足早に進むがお腹が空いて思うように進まない。

修さんの家までの一本道。

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