Wonderful DaysⅠ
「──まぁ、色々・・かな」
言葉を濁したのは兄さんの計画通りに進むのか疑問だったから。
まぁ、あの兄さんの事だから間違いなく実行されるのだろうけど・・・
「アル君は、いつまで日本に居るんだい?」
頭の痛い質問をされた。
「実は、決まっていないんだよね・・・」
「えっ!?」
修が驚くのは無理もない。
いつもならば用件が済んでしまえば1日で帰る事が殆どだったから。
今回は仕事を含めて一体、何日掛かるのか・・・
「まぁ、日本を満喫出来る位は居るだろうねぇ」
俺の言葉に、目を真ん丸くする修。
「滞在中は何処に?」
「インターコンチネンタルに部屋を取っているよ」
「ホテルはキャンセルして此処に泊まればいいよ。日数は未定なんでしょ?」
俺としてはマリアの様子も見れる事だし、有難いけど・・・