朝と夜の狼に。





ピンポーン……



緊張しちゃってなかなか押せないでいたんだけど、勇気を振り絞りインターホンを押した。



…………?



でもなかなか人が出てくることはなくて、時間が過ぎていくばかりだった。




「いないのかな……?」



ピンポーン




もう一度鳴らすと、





ガチャ……





「……誰……?」







眠そうでなぜか上半身が裸のイケメンが出てきました。




……これだけは突っ込んどきたい……



なんで裸よ。




「……今日隣に引っ越してきました。
東条です。よ、よろしくお願いします!」




なんで裸なのかはあえて言わないでおこう……。



「……隣?……あぁ、姉貴出てったのか……」



「はい?」



「……なんでもねーよ。……俺は清水……」



「よ、よろしくお願いします。
これ……ほんの気持ちですけど……」




どうぞといってイチゴを差し出す。




「……イチゴもいいけど、……お前の身体でも良かったのに……」




「は?」



今……何て……?




イケメンからスッゴい言葉が聞こえたきがする。
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