誘惑HONEY
ワガママだし、
泣き虫だし、
寂しがり屋だし…
思い込みは激しいし、
妄想で突っ走るし、
人の話は聞かないし…
挙げ句、
ところかまわず“誘惑”を仕掛けてくるような女。
すっごく面倒くさくて、
めちゃくちゃ手がかかる。
でも、
俺は、ナオじゃないとダメなんだ。
どんなに美人でも、
どんなにスタイルがよくても、
どんなにすごい“テクニック”とやらを持っても…
誰もナオの代わりにはならない。
ナオ以外の女には、
欲情するどころか“女”として見ることすら難しくなってしまった。
つまり、
俺は相当、ナオのことを愛しちゃってるわけで…
「やっ…龍ちゃ…」
これからも、こうやって。
時とか場所なんて気にする余裕もなく、
惜しみない愛情を注いでいくことになるんだろう――
「……龍ちゃんって、
やっぱり“制服”脱がすの好きだよね。」
*End*