冷たいあなたは救世主


プロポーズされてすぐ、私は康くんと一緒に暮らすようになった。


「ごめんな…バイトばっかだからこんな家で…」


康くんは申し訳なさそうに言う。


確かに、康くんが住んでるのはけっこうボロいアパート。


駅から遠いし、不便だけど…


「ううん。康くんと一緒ならどこだっていいよ。」


私はにっこり笑った。





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