冷たいあなたは救世主


「どこがいっか…

個室っぽくなってるとこがいいよね…」


私たちは新宿をうろうろとしていた。


「ん…

あ、でもここはまずいか…」


憲吾さんが笑いながら指を差した先には…





ラブホテルが…。


冗談で言ったつもりなのは分かってる。


私だって笑おうとした。


だけど…


一瞬で笑えなくなる。


私の視界に入ったのは…





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