冷たいあなたは救世主


今のが…?


私の旦那さんの…


康くんが…


谷原さんの浮気相手…?


私の心はますます動揺した。



「…あ、そうだ。

あそこにしよう。」


憲吾さんがなにかを思い付いたのか、私の手を握った。


「行こ。」


憲吾さんに連れられるままに私は歩いた。


電車に乗って、どこかへ向かう。


聞き慣れた駅名。


…ここは、、





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