冷たいあなたは救世主


「あのっ…

やっぱ私、帰ります…」


そう言って私は帰ろうとした。


そしたら、憲吾さんに腕を掴まれた。


「大丈夫だよ。」


憲吾さんは真剣な顔をして言った。


なにが…


なにが大丈夫なんだろう…?


わけもわからないまま、インターフォン越しに雪野さんの声が聞こえた。



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