冷たいあなたは救世主


「ちょっとさ、部屋貸してよ。

お前んち広いんだから。

独り暮らしの男に一軒屋なんて広すぎるだろ?」


はぁ、とため息をつく雪野さん…。


「別にいいけど…

セックスとかすんなよ。人んちで。」


「しねーよ。

俺がそんな男に見えるかよ?

お前じゃないんだから。」


「見える。軽そう。」


「っていうか、お前小宵ちゃんいるんだからそういうこと言うならオブラートに包んで言えよ!」


「別に…

空いてる部屋ならどこでもいいから。」




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