冷たいあなたは救世主


「なんでもいいから。」


雪野さんにはそう言われたけど…


私は少し値段が安いうどんにしておいた。


「お前そんなんで足りんの?」


「はい、大丈夫です…」


「…そんな少食だとおっきくなんないぞ?」


雪野さんの視線がちらりと私の胸にいく。


私は恥ずかしくて下を向いた。



真顔で言うものだから、冗談なのかそうじゃないのかよくわからない…。




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