冷たいあなたは救世主


―――…

目を覚ましたとき、時刻はもう15時を過ぎていた。


…徐々に雪野さんが戻る時間が近づいてくる。


そう思うとまた憂鬱になった。



…告白さえしなければ。


遊びでなんか付き合わなければ。


雪野さんは、優しい"上司"で居てくれたのかな。



…そんなことを思って、ちょっぴり後悔する。


…どうして雪野さんを好きになってしまったんだろう、って。




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