冷たいあなたは救世主


目が覚めたあとも、私は布団の中に居たけど、眠れなかった。


そのうち、雪野さんが戻ってきた。



「これ、適当に飲んどけ。」


開口一番、そう言って雪野さんは薬局の袋を手渡してきた。


中にはよい止めの薬と、頭痛薬とか風邪薬とかがいろいろ入ってた。


「ありがとうございます。」


ふと雪野さんの方を見る。


ネクタイを取る姿がかっこいい。




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