冷たいあなたは救世主


雪野さんはお風呂から出て、しばらくノートパソコンと向き合っていた。


「俺もう寝るけど?」


雪野さんがそう言ったから、私も寝ることにした。


言おうかどうしようか悩んだ挙げ句…

「おやすみなさい」

と小さく言ったが、無視。


…当たり前か。


少し寂しく感じる私はなんなんだろう。


付き合ってるわけでもないのに。




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