紅の君へ
Ⅱ:暗い暗い欲望
その『依存』が別のモノに変わっていったのは何時からだろう

君を僕のモノだけにしたいという感情
僕のことしか考えられなくしたいという望み

君を鎖に繋いでどこかに監禁したら君はどんな眼で僕を見るのだろう

疑問を込めた眼
蔑(さげす)んだ眼
恐怖に満ちた眼

どんな眼で見られてもかまわない
君が僕のことしか考えられないのならば
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop