その一枚がくれたのは、勇気と恋でした
無意識への意識
文化祭の前日。

明日に備えて万全を期したかった私は部長に頼み込み、昼休みも稽古をすることにした。

それは舞台、役作り、その他全てのことを含めた演劇に対する私なりの当たり前とも言えるものだった。

最高の舞台を見せたい。

みんなに、そして···



和中君に···



そうすれば、そのことについて二人で写真部の部室で一緒に話せる。

また、二人の特別な時間が刻まれる。
< 14 / 32 >

この作品をシェア

pagetop