その一枚がくれたのは、勇気と恋でした
その一枚から和中君の言葉や表情が、私の中に溢れ出るように甦ってくる。



きっと



私は彼が好きなのだ。



そして



好きな和中翔吾君といる時間だからこそ、特別な時間だったのだ。



たまたま持ち合わせていた便箋に私は想いを綴り、写真と一緒に挟み、アルバムを閉じた。



今のこの気持ちが上手く伝えられないかもしれない。

だけど、私なりに精一杯に想いを綴り、部室を後にした。
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